株式投資の長期保有のチャンスは大きなスパンで考える

By | 2016年7月11日

日本では1878年の株式取引所の開設以来4つの大きな戦争や恐慌、インフレ、オイルショック、バブル、デフレなどを乗り越えて約130年間に亘って、実は株価のインデックスは成長し続けています。130年間の年間収益率は何と7%にもなり、複利で上昇しますから単純に計算すると10年後に収益は2倍になり、20年後は4倍になります。ですから、個別の会社の株式投資をするより日経平均やTOPIXなどのインデックスを130年間という長期で持っていれば、何と8000倍にもなったのです。

しかしこれは、1878年と現在を比較しただけで、130年の間には20年から30年のスパンで大きな山や谷があります。日露戦争は谷、第一次世界大戦は山、360万人もの犠牲者を出した太平洋戦争は谷、戦後の経済成長は山、といった具合です。

残念ながら人間は130年は生きることができないため、20年から30年周期の大きなスパンの谷の底の付近で買うとチャンスが生まれ、山の頂上付近で売ることで大きな利益を得ることができます。